じーゆーう。

2004年4月25日
言論の自由が保障されてるって素敵だね。
たとえ「取扱説明書に電子レンジに猫を入れちゃ駄目って書いてなかったじゃないの!!」とか「ニッサンのヘッドライトは盗難率ナンバーワンだって消費者に教える義務があるんじゃないのメーカーは?!」とか言っても、結局言い負かした方が勝ちなんだよなあ。
素敵な国だよね、アメリカって(微笑み)。

ああでもそう言えば、日本でもドラクロアの「民衆を率いる自由の女神」が片乳出してるのは女性差別だとかって訴えてたグループがいたなあ。
当時私は子供だったけど、彼女達が裁判を起こす事によって何を受け取りたかったのかがサッパリ分からなかったよ。
まあ、物じゃなかったんだろうけど。

「アメリカで同じ事をやったら英雄だったのに」憤慨する男性の言葉を聞いて、私はジェシカ・リンチを思い出した。
英雄。アメリカの聖女。
いやまったく、どれほどのアメリカ人が彼女を全霊で褒め称えただろうか?
沿道に出て快哉を叫ぶとか、「ジェシカ、あなたは私達のヒーロー!」とか紙に書いて窓に貼り付けるとか。ああ、凱旋記念パレードもやってましたね。
テレビでももちろん、なんかスゲー演出がなされていた。アメリカが誇る勇敢な兵士達が突撃して電撃的に救出されたタンカ上のジェシカにはアメリカ国旗がかけられている。さりげなく(笑)
この映像に、いったいどれほどのアメリカ人が涙を流しただろうか?

彼女の体には銃創などなかった。
なぜなら、道に迷った部隊がいらく軍とバッタリ遭遇、交戦中に味方同士の車が衝突し、それでジェシカは重症を負ったからです。
ちなみに彼女自身は銃が早々に故障した為一発も撃ってないそうです。

彼女が語ったインタビュー映像を見た事あるんですけど、病院にはイラク兵もいないのに、突然アメリカ兵が飛び込んできたとか。
看護婦は皆丁重に接してくれて、ある看護婦などは彼女の為に歌を歌ってくれたりね。
いやはや。
果ては記憶喪失で事件前後の事が思い出せない事にされちゃったり。
「皆が私の帰還を歓迎してくれたのは嬉しいけど、英雄として扱われる事に違和感を覚えた」だってさ。
正直に言ってるアナタは偉いよ!

そういや、彼女より前に捕虜にされた女性兵士がいたんですよ。捕まってる最中のビデオ映像を見た事あるんですけど、怯えた様子でまともに声も出せず、その顔は強張っていました。
確か補給部隊の人でした。前線で戦ってるわけでもないのに捕まるんだ、と思った記憶があります。
彼女は黒人でした。
ちなみに、ジェシカ・リンチさんはブロンドの18歳。雑誌の表紙になっても見栄えのする、なかなかの美人さんです。
そういえば「自己責任」発言に怒って高遠さんに小切手送った人、なぜ他の人質には送らなかったんでしょ? 「みんなで使ってね」とか?(笑)

外国の政府は自国民が誘拐されてもあまり騒がないそうな。聖職者きょうかいが言ってたよ。家族の事を心配して、あれやこれやあるじゃじーらとかに表立って家族や政府が働きかけるのは日本だけだと。なんか、日本を褒めてるっぽいニュアンスでしたけど。
そういえば外国の人質家族も、身内の誘拐を期に自論を展開するような真似はしなかった。ただひたすら無事を祈るだけ。動揺すれば誘拐犯をつけあがらせるだけで、大切な人の不利に働くだけだもんね。それでも感情を振りかざせるほど子供じゃないって事か。

もしかしてここに載ってるコメント、全部ネタじゃないの? 写真もフォトショとかでレタッチしてあってさあ。
ttp://2.pro.tok2.com/~higashi-nagasaki/g_a/G53-88.html
ttp://2.pro.tok2.com/~higashi-nagasaki/g_a/G53-89.html
そりゃー確かに殺意なくすわ。
「彼等は極限状態での取材状況を、ふざけた口調でオブラートしてるだけなのよ!」とまでは美化できんわ。元来オプティミストなもんで。

台頭手段
外患誘致罪
離間策
デモの条件
色々な事を覚えた。どんな信念を持ったとしても、私がアジったりする事は生涯ないだろう。

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