一時間くらい過ぎたあたりでオチが読めた(爆)だって藤沢周平の話って似たのが多いんだもん

剣豪小説を書こうと思い立って買ったのが藤沢周平の隠し剣孤影ショー(例によって検索避け)だったんだよなあ。サラリーマンちっくな武士の暮らしと、男に都合のいい封建ちっくな女性描写にムカついてたっけ。でもそれが現実に近いんだろうなあ。それにしても女の書かれ方が薄かったような気がするけど。
短篇集で、落し所とか、女の描かれ方とか、権力闘争に巻き込まれる所とか、映画と同じような感じだったわー。
そういや全部私が生まれる前に書かれた作品なのよね。どうなんだろう、それも。古くさくて当たり前か。

時代劇は好きで見てたけど、時代小説は読んでなかったんだよね。歴史の本とかはともかく、フィクションの歴史とか読まされるのが嫌だし。
「史実として残ってるものにも真実じゃない事があるかもしれないじゃん」とか言われた事あるけど、だからこそこれ以上ニセモノの歴史を仕入れたくないというか。
ナニあたしまた神聖視してる? しゃっちょこばってる?(笑)

とにかく読んで剣豪小説の呼吸をなんとなく掴んで書いたのが落花流水。鏡の前で踊りながら動きを考えたっけ(笑)
余談だけどはるものがたりは宮部みゆきの影響受けてるから、同じ時間軸を扱いながら全然文体が違う(爆)
まあ町人と武士を同じ描写で表す事もできないか。

鬼の爪も映画化するそうで。あれって、卑怯剣だったかな?
隠し剣シリーズ化してて、孤影抄は手に入りにくかったのになー増刷するんだろうなチキショウ。
私が好きなお話は「女人剣さざなみ」と「臆病剣松風」かなー「虎の目」とか「鳥刺し」も技的に面白かったけどー。

そういや私が初めて見た時代小説って(ていうか時代活劇)は従姉妹のお下がりの「真田十勇士」と「霧隠才蔵」でしたか。小学生の時(笑)
「無礼千万!」とか言い回しが面白くってそこそこ気に入ってたんだけど今いずこ。
んで次が「鬼平犯科帳TVブック」とか言うような感じの(爆)
高校の図書館で偶然見つけ、散々躊躇った後結局借りたよ…江戸時代の犯罪にちょこっと詳しくなったよ…
そういえばたそがれにも尾美としのり出てたね!

時代小説の棚ってホント女性いないし若い人いないしゆっくり選ぼうにも場違い感がヒシヒシとするのねん。肩身が狭いのねん。
少女小説の棚を見ようとする青年の気持ちはこんなかしら?
じっくり選んで池波正太郎の時代小説買ったりしたんですが。改行の多さにビックリしました。ティ○ンズ・ハ○トかよ?!とか思いましたもん(爆)いやアレほどひどくないですが。アレは下半分が真っ白だった。ニ段組にしろよとか思った。小学生当時。
一文ごとに改行改行で原稿量を稼ぐセコさに幻滅。原稿量=原稿料だからしょうがないとは言え。
でも、その読みやすさがウケて広く読まれるようになったんでしょうね。あと、食べ物描写。親父は和食グルメ番組が好きだからネ!
私も一本饂飩を食してみたいですエエ別になんの含みもなく。

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