肉食獣の爪ってさーなんでああいう形なのかっていうと、獲物をひっかけて捕まえやすくなってるんだって。

そう言えば人の真っ直ぐで分厚い爪を見て、蹄みたいだと思った事があったっけ。
つまり、私の爪は(肉は好きでもないが)肉食獣に近いのだな。
薄く鋭利で、湾曲し抉り出しやすいような形。
体育がバスケの時とかさー大して力入れてるわけでもないのに他人様に流血させちゃったりするとホント弱るわけですよ。
爪も別に長くないのよ。
ただデカイだけで。

指先の肉が薄いから、どうしても鍵盤に当たってカチカチ音を立てるのよ。
イライラするのよ。
深爪して血が出るほど切っても駄目なのよ。
当たるのよ鍵盤に。
神経質ですねんワタクシ。
そう言えばあの頃よく二枚爪になってたんですが。
野菜を食べないわけでもないのに。
ピアノを止めたら治ったような…気のせいか?

どうやら私の爪は人よりデカイだけでなく薄い。
そして弱い。
と言う事に気付いたのは大分成長してから。

とうとう剥がしました。
甥っ子を抱き上げようとした瞬間に、爪に全体重がかかって、めきりと裏返しになるゾッとするような感触がはっきり伝わってきました。
より恐ろしかったのは、推測通りに爪が本当に折れ曲がっているのを目撃し、なおかつ血が出てなかった事です。
意外です。

しかし恐ろしさのあまり私はじっくり患部を観察する事もできませんでした。
普段なら、小説に生かす為ケガした箇所を丹念に(略)。
いやービックリしました。
爪って、肉とビッチリくっついてるものかと思ってましたけど。
折り返された爪の下からピンク色の肉が見えましたが、血管とかは見えませんでした。
一瞬だったのでよく分かりませんが(爆)

映画とかだと爪が剥がれると、爪のあった場所全体が血に塗れていたような気がするけど…
そうでもないんですねー。
出血も全然激しくなかったし。
爪が外側に折れ曲がった際、支点になった場所からちょっと血が滲み出たくらいで、バンドエイドをしてますが赤い色は滲んで来ません。
こんなものかー。

とりあえず外側に折り畳まれてしまった爪を何事もなかったかのように元通りの位置に戻し、バンドエイドで固定しました。
今見たらなんと爪はくっついたようで、ちょっと外側に折ってみようとしてもなんともなりません。
ていうかこれ以上は怖くて力を入れられませんが。
爪の先から5ミリ強の所を支点に、爪の端から中程まで切れ込みが入って折れ曲がりました。
自分の爪の内側の肉を見る事なんてそうそうないので、今となってはじっくり観察しておかなかったのが悔やまれます(爆)

しかしまあこの情動を、と言うかトリビアを(笑)いつか小説に生かす為ここにメモ。
ところで、爪の根元ってどうなってるんだろう…って多分この辺が拷問で使用される部位。
そういや、ペンチかなんかで引っこ抜いてたか…

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