「だから言っただろうが、あの女はヤバイって」
「そうだったっけ?」
「お前は人の話を耳に入れても、脳には入れないからな」
屋上は太陽に近いから、だから暑いのか。男の勁い目が光を透かして金色になる。
「感傷なら止めとけ。悲惨だろうが」
「何が」
「お前が、だ」
昔の方が良かったと、微温湯に浸るほど年寄りじゃない。彼は笑ったようだった。
「彼女、部屋にいないんだ。どこにいったか知ってる?」
夏の火がアスファルトを溶かす。じりじりと蝉を焼く。じりじりと蝉が鳴く。
「旅行に行くってよ」
「……話したの?」
それには、男は応えない。
「忘れろよ」
そっちこそ、とは彼は言わない。
「嫌だね」
「忘れるよ」
誰が、とは男は言わない。
「僕はもうずっと、彼女の事を考え続けてる。もしも忘れてしまったら、思い出す時の痛みに耐えられそうにないからね」
「悲惨だな」
「そうかな」
「ああ」
「そうでもないよ」
「馬鹿が」
男は横目で睨んだ。
「あいつがだ」
罪を犯した者にとって、一番の罰は、永遠に罪業を忘れられない事かなあ?? そんなモン知らねーや! って人にとっては、カエルのツラになんとやらだと思うのですが。
忘れさせられない、とかだったら確かにツライな。うん。
常にジクジクと倦み続け、およそ癒えると言う事がない。知らず体を蝕む罪が、やがて魂を腐らせる。そうなる前に、切り捨ててしまえればどんなにか楽だろう。
てか今回の更新でようやく冒頭の「思い出せませんか」に繋げられそうな気配…! つーか私自身も忘れてた(爆)あのシーン!
時期的にもなんとなく辻褄が自然に合ってて助かった。←オイ
シオドア・スタージョンの「人間以上」を読んでるわけですが。あのイカレっぷりが今の私の文章にどうも影響を与えているよーよ。
なんじゃあの分かりにくい比喩表現! 文章としておかしいし。
しかしすっかりストーリーを忘れ去ってて、面白く読めました(爆)
高校の頃は「ワケ分かんない!」と思ってあんまりストーリーには入り込めなかったんだな。ゲシュタルトに興味があっただけだし。
TRPGの資料として買っただけだし(爆)
当時超能力モノのキャンペン展開中で、資料になりそうな本はポイポイ買ってたもんね〜ゲシュタルト概念なんか、教師に聞いたりドイツ語の辞書コピってもらったり(笑)
それが為になったかと言うと全然なワケですが。
ハハ、努力は皆必ずしも報われるわけでナシ、よ★
いつか小説でネタにしちゃる。転んでもタダでは起きねえぞー!(怨)
ちゅうかねえ、今SFで小ネタがありますねん。いやネタだけなら売るほど在るけどさイヤイヤ実際売れるとは思っとりません比喩です比喩。
忘れませんよう此処にメモ。ちなみにゲシュタルトとはちっとも関係ありません(現在)。
「そうだったっけ?」
「お前は人の話を耳に入れても、脳には入れないからな」
屋上は太陽に近いから、だから暑いのか。男の勁い目が光を透かして金色になる。
「感傷なら止めとけ。悲惨だろうが」
「何が」
「お前が、だ」
昔の方が良かったと、微温湯に浸るほど年寄りじゃない。彼は笑ったようだった。
「彼女、部屋にいないんだ。どこにいったか知ってる?」
夏の火がアスファルトを溶かす。じりじりと蝉を焼く。じりじりと蝉が鳴く。
「旅行に行くってよ」
「……話したの?」
それには、男は応えない。
「忘れろよ」
そっちこそ、とは彼は言わない。
「嫌だね」
「忘れるよ」
誰が、とは男は言わない。
「僕はもうずっと、彼女の事を考え続けてる。もしも忘れてしまったら、思い出す時の痛みに耐えられそうにないからね」
「悲惨だな」
「そうかな」
「ああ」
「そうでもないよ」
「馬鹿が」
男は横目で睨んだ。
「あいつがだ」
罪を犯した者にとって、一番の罰は、永遠に罪業を忘れられない事かなあ?? そんなモン知らねーや! って人にとっては、カエルのツラになんとやらだと思うのですが。
忘れさせられない、とかだったら確かにツライな。うん。
常にジクジクと倦み続け、およそ癒えると言う事がない。知らず体を蝕む罪が、やがて魂を腐らせる。そうなる前に、切り捨ててしまえればどんなにか楽だろう。
てか今回の更新でようやく冒頭の「思い出せませんか」に繋げられそうな気配…! つーか私自身も忘れてた(爆)あのシーン!
時期的にもなんとなく辻褄が自然に合ってて助かった。←オイ
シオドア・スタージョンの「人間以上」を読んでるわけですが。あのイカレっぷりが今の私の文章にどうも影響を与えているよーよ。
なんじゃあの分かりにくい比喩表現! 文章としておかしいし。
しかしすっかりストーリーを忘れ去ってて、面白く読めました(爆)
高校の頃は「ワケ分かんない!」と思ってあんまりストーリーには入り込めなかったんだな。ゲシュタルトに興味があっただけだし。
TRPGの資料として買っただけだし(爆)
当時超能力モノのキャンペン展開中で、資料になりそうな本はポイポイ買ってたもんね〜ゲシュタルト概念なんか、教師に聞いたりドイツ語の辞書コピってもらったり(笑)
それが為になったかと言うと全然なワケですが。
ハハ、努力は皆必ずしも報われるわけでナシ、よ★
いつか小説でネタにしちゃる。転んでもタダでは起きねえぞー!(怨)
ちゅうかねえ、今SFで小ネタがありますねん。いやネタだけなら売るほど在るけどさイヤイヤ実際売れるとは思っとりません比喩です比喩。
忘れませんよう此処にメモ。ちなみにゲシュタルトとはちっとも関係ありません(現在)。
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